明治安田サッカーJ2第24節。3位の仙台と引き分けたV・ファーレン長崎は、勝ち点1を分け合い、J1昇格プレーオフ圏内の6位に浮上しました。
試合前、ピーススタジアムのビジョンには、7月23日、悪性腫瘍のため長期離脱を発表し、闘病中の名倉巧選手(27)のメッセージが写し出されました。
【V・ファーレン長崎名倉巧選手(27)】
「より一層『絶対にピッチに戻るんだ』という決意が強くなりました」「最後には笑顔で終われるようにお互い頑張りましょう」
名倉選手は、2018年から長崎に所属し、期限付き移籍した2022年には、仙台でもプレーしました。両チームの選手は名倉選手をサポートするプロジェクト「ONE FOR NAGU」のTシャツを着て入場。復帰に向けて戦う名倉選手をサポーターやファンも一緒にスタジアムが一体となって応援しました。
試合は、序盤から長崎が主導権を握る展開。
前半20分、2017年のJ1昇格メンバーで、東京ヴェルディから加入したばかリの翁長がミドルシュート。38分には、澤田からフアンマ!キーパーが弾いたボールを山口からマテウス!立て続けにゴールを狙いますが、相手キーパーの好セーブに阻まれます。
スコアレスのまま迎えた後半。マテウスは5本のシュートを放ちますが、ネットを揺らすことが出来ず0対0の引き分け。勝ち点1を分け合いました。
【マテウス・ジェズス選手】
「名倉選手のために120%頑張るし、J1昇格しなければいけない。目標が達成できれば名倉選手にパワーが伝わると思う」
順位は、J1昇格プレーオフ圏内の6位に浮上。2位から7位までの勝ち点差はわずか3点と混戦状態となっています。
残り14試合。次は8月9日(土)、ホームで10位の札幌と対戦します。