佐賀の女性2人死傷“強盗殺人”　男逃走中 外国人の可能性も

　佐賀県伊万里市の住宅で親子が襲われ、40歳の娘が死亡しました。警察は強盗殺人事件として逃げた男を追っています。

■男が逃走中　外国人の可能性も

舞子さんを知る人 「ものすごくショック。最近、顔合わせてないといっても（舞子さんの）姉と小中高一緒だった。その妹（舞子さん）となればショック」

　亡くなった40歳の女性は自宅の玄関で倒れているのが発見されました。

　激しいセミの声が響く現場は佐賀県伊万里市の住宅街。市の中心から西へ3キロほど行った丘の中腹にあります。

　警察によりますと、事件があったのは26日、まだ明るい午後4時半ごろ。2人暮らしの70代の女性と娘の椋本舞子さんの自宅でインターホンが鳴ります。

70代女性 「家の玄関ドアを（どちらかが）開けたら、男が室内に入ってきて『お金』『財布を見せろ』と言われた。屋内で娘が先に刃物で切り付けられ、自分も室内で傷付けられた。（自分で）外に逃げ出して近隣に助けを求めた」

近隣住民 「（70代女性は）まじめな人ですよ。あの人が被害に遭うのは恨みとかではないと思う」

　母親は命に別状ありませんが、娘の舞子さんは死亡。男はそのまま逃走しました。

　玄関に現れて数分での犯行だったといいます。その際、使用したとみられる刃物は現時点で見つかっておらず、逃走に関しても警察は「遠くに車を止めていた可能性もあるが、現場周辺で怪しい車を見たという情報はない」と話しています。

近隣住民 「（道路から）入り込んだところだから、突発的には来ない」

　親子を襲った男は20代ぐらいのやせ形で、両サイドを刈り上げた黒髪短髪。黒い半袖のTシャツに茶色の長ズボン姿で、マスクを付け、外国人の可能性もあるということです。

　警察は男の行方を追っています。