“勝手に露天風呂”誰が作った　近くの温泉に“深刻な影響”

　何者かによって勝手に露天風呂が作られていました。一体、誰がやったのか。近くの温泉に深刻な影響が出ています。

　道なき道の先に問題の場所があるといいます。

ニセコ五色温泉を運営　佐藤観光　佐藤直樹取締役 「崖崩れが頻繁に起こる」

　そんな所で一体、誰が…。源泉の在りかを知っていたのでしょうか。

ニセコ五色温泉を運営　佐藤観光　佐藤直樹取締役 「ここが源泉、お湯の出どころ。スコップで掘れば、どこでもお湯が…」

　そのお湯が勝手に使われていました。

ニセコ五色温泉を運営　佐藤観光　佐藤直樹取締役 「あそこです。ここを、ああいうふうに何段階も石でせき止めて、お風呂に。こんなたまってる場所は元々ない。普通に川みたいに流れてた場所。だから大規模に掘っている」

　深い山奥でありながら、風呂としての機能性も追求されていました。

ニセコ五色温泉を運営　佐藤観光　佐藤直樹取締役 「そこにバスマットありますよね。それバスマットです。よくお風呂にひいてあるやつ」

　さらに…。

ニセコ五色温泉を運営　佐藤観光　佐藤直樹取締役 「このホース、水が出てるが、誰かが勝手に引いたやつで、こういう感じで設置されていた」 「（Q.完全に個人的に温泉作っちゃってる？）水で薄めて入りやすいように…」

　そして…。

ニセコ五色温泉を運営　佐藤観光　佐藤直樹取締役 「おけとか椅子ですね」

　気付いたのは今月1日。旅館のお湯が出なくなったといいます。2つある温泉のうち、1つが休業する事態に…。

利用客 「温泉が途中で抜かれるというのは、えらい話ですから。そういう不届きはやめてほしい」

　源泉が沸く場所は国定公園内で、土地の形状を変えることは法律違反。旅館を運営する佐藤観光は警察に被害届を提出する方針です。