アメリカ国防総省はウクライナへの武器供与を一部停止したことを明らかにしました。国内の武器在庫が著しく減少しているためだとしています。
複数のアメリカメディアは1日、国防総省がウクライナへの防空ミサイルや精密誘導弾の供与を一部停止したと報じました。
このなかにはロシアから飛来するミサイルを防御できるパトリオット迎撃ミサイル数十基のほか、155ミリ榴弾(りゅうだん)砲数千発などが含まれているということです。
ホワイトハウスの報道官は「アメリカの国益を最優先に考えた決定だ」としています。
トランプ大統領は先月25日の記者会見で「ウクライナは防空ミサイルを欲しがっている。我々も入手できるか検討している」と述べたうえで、イスラエルにもミサイルを供給していて、「入手が大変難しい」と防空ミサイルが不足していることを明らかにしていました。