フランスで“初夏の嵐”2人死亡　エッフェル塔が“消える”

　フランス各地を激しい暴風雨が襲い、2人が死亡しました。

　25日、パリ上空に突如として雷雲が出現。空から地上へと掛けられた雨のカーテンは、瞬く間にエッフェル塔を包み込んだのでした。

　突然の“初夏の嵐”に見舞われたパリ。降り続く雨で街の至る所が水浸しとなり、議会でもハプニングが発生。

副議長 「首相、雨漏りですか？」 首相 「気付きましたか？」 副議長 「今、気付きました」

　雨漏りによって審議が一時中断。この日は議場の他にも会議室などが雨で破損したといいます。

　フランス各地で猛威を振るった今回の嵐。

　北部の街では20分ほどの間に1カ月分の雨が降り、11世紀に建てられた教会が倒壊。

　強風で倒木被害も相次いで発生。

　当局によりますと、これまでに少なくとも2人の死亡が確認されたということです。