天皇皇后両陛下が「原爆養護ホーム」を訪問　戦後80年で9月に長崎県訪問を調整

　戦後80年にあたり戦没者の慰霊などを目的に広島県を訪問していた天皇皇后両陛下が皇居に戻られました。

　天皇皇后両陛下は20日午後、広島市内にある原爆養護ホーム「矢野おりづる園」を訪れ、関係者の出迎えを受けられました。

　その後、入所者と懇談し、天皇陛下は「どちらで被爆されたんですか」「平和は大切ですね」などと、皇后さまも「こちらの生活はいかがですか」などと声を掛けられました。

　また、「愛子さまが大好きです」と語った女性に、皇后さまは「愛子にも伝えます。お体をお大事に」と応じられました。

　両陛下は20日夜、羽田空港に到着し、2日間の広島訪問を終えられました。

　戦後80年に際して、両陛下は硫黄島、沖縄県をすでに訪れていて、9月に長崎県を訪問することが調整されています。