ふるさと納税違反で長野・須坂市と岡山・吉備中央町を対象から除外

　ふるさと納税制度の開始以来、数例しかない厳しい措置が取られました。

村上誠一郎総務大臣 「ふるさと納税制度に対する信頼を損ないかねないものであり、大変遺憾であります」

　長野県須坂市では、ふるさと納税の返礼品として送っていたシャインマスカットに他の地域産のものが混在していた問題が発覚しました。

　返礼品は地場産品とする基準などに違反していたため、13日に総務省は須坂市をふるさと納税制度の対象から除外しました。

　須坂市は、今年3月までに22万件余り、およそ30億円の寄付を集めていました。

　また、岡山県吉備中央町も対象から取り消されました。

岡山県吉備中央町　山本雅則町長 「関係者の方に改めてご迷惑をかけて、また心配をかけて、申し訳ないという気持ちでいっぱいです」

　吉備中央町では、返礼品のコメを出荷する農家に対して買い取り代金とは別に奨励金を支払っていました。

　これにより、返礼品の調達費用が寄付された金額の3割以内という基準を超えていました。

　違反して集めた寄付は17万件近く、およそ19億円に上ります。除外期間は2年間です。

（「グッド！モーニング」2025年6月14日放送分より）