“床下にクマ”1週間も潜伏　「不安と恐怖」ワナも失敗

　床の下にクマがいました。なんと7日にわたって潜伏。住民から不安の声が上がっていました。

周辺住民 「家の近くにクマが出たので、不安というか恐怖」

　最初に確認されたのが3日夜。山形県酒田市の住宅地に出没した体長約1メートルの雄グマが…。

寺の住職（3日夜） 「寺の本堂の床下にクマがいる」

　警察などが捕獲のためリンゴとはちみつを使った箱わなを仕掛けました。

周辺住民 「警察官もいるし安心しているが、早く捕まってもらわないと…。長期戦になるのではと思って心配している」

　潜伏3日目の朝、クマに動きが…。

地元猟友会（潜伏3日目） 「ワナのリンゴとはちみつに食べられた形跡が…」

　クマは捕獲できず、餌（えさ）だけが食べられていました。

　周辺の小学校では、子どもの登下校に保護者が付き添うなどの対応が続きました。

保護者 「この週末のうちに捕まって（来週）安全に登校できればと」

　そして8日夜、クマがわなに入っているのを確認。9日午前4時すぎ、麻酔で眠らせて床下から運び出されました。クマは山の中に放されたということです。