TOEICで組織的カンニングか　同一住所で43人受験申し込み

　英語能力試験「TOEIC」の試験会場に侵入したとして中国籍の男が逮捕された事件で、同じ住所で43人が受験を申し込んでいたことが分かりました。

　王立坤容疑者（27）は先月、東京・板橋区の試験会場に他人名義の学生証で侵入したなどの疑いが持たれています。

　その後の捜査関係者への取材で、王容疑者と同じ住所で43人が受験を申し込んでいたことが分かりました。

　また、3月にも別の会場で王容疑者を含めた10人が同じ住所で受験を申し込んでいました。

　王容疑者は小型マイクを使い、別の受験者に解答を伝えようとしていたとみられ、警視庁は郵便番号によって同じ会場が割り当てられる仕組みを悪用したとみて調べています。