松岡修造さんが初めて作った絵本『できるぞう できたぞう』の発売を記念して、5/31(土)にブックファースト新宿店にてイベントが開催されました。そこで見せた松岡修造流の熱血!絵本読み聞かせをフルストーリーでお見せます。子どもたちの笑いあり、涙もあった大盛り上がりのイベントです。
さらに、6/10(火)まで神保町のブックハウスカフェで行われている絵本『できるぞうできたぞう』原画展に松岡修造が来場。絵を担当したふくながじゅんぺいさんを取材しました。
親子およそ30組を集めた発売記念イベントに登場した、修造さん。
修造さん 「今日からみんな『できるぞう できたぞう』!!!」
子ども 「え~ん、え~ん」(涙)
修造さん 「あきらめるな!」
会場(笑)
修造さん 「大丈夫。お母さん、いま何がおきてます?」
お母さん 「寝起きで大きい声でびっくりしちゃって…」
修造さん 「寝起き?」
会場(笑)
【修造流 絵本『できるぞう できたぞう』 読み聞かせ】
修造さん 「みんなが最もできないこと、僕自身ができなかったことを題材にしています」
修造さん(絵本) ※絵本原作からアレンジ加わっています。 「できるぞうくんはいつも元気いっぱい。誰かの応援しているよ。今日もほら…。」 「朝が苦手のニワトリさん。コケコッココ~。早起きできないよ~。」 「できるできる!僕が君を応援するよ!」 「はやく寝れば、おはよう笑顔でできるぞう!」 「もっと色々な方法、僕は睡眠に関して、めちゃくちゃ勉強してきた。ただ、一番分かりやすのは、早く寝るっていうことが早起きにつながっていくっていうことがあります。じゃあ、早く寝るためにはどうしたらいいでしょう?たくさん何?」
子ども 「たくさんあそぶ!」
「(拍手)素晴らしい。たくさん遊ぶということ。遊ぶっていうことはある意味、体は疲れてくる。でも、心がすごく嬉しい。寝るときに、ごはん食べてなかったり、遊んでなかったり、宿題とかやってなかったりすると、心の中がモヤモヤすんですよ。なんか自分で納得しないの。だから寝にくい、納得してたらすぐ寝れます!これから皆さん、早起きお願いします。なかなかこの絵本、進んでいかないね(笑)」
修造さん(絵本) 「野菜の嫌いなウサギさん。私、野菜食べられない~!食べられないのよ~。」 「じゃあ僕が君を応援するぞう!」 「いろんな色で体も心もカラフルンルン!嫌いな野菜も食べられるぞう!」 「ありがとうございました!(拍手)なんで思いついたかと言うと、オリンピック選手とか、僕は(テニスの)ジュニア強化とかやってますね。栄養士さんが付いて、錦織選手がいる時とかも必ず言っていることがある。いろんな色を食べていく、パッとテーブルにのった時にいろんな色がのっているというのがすごく大事なこと。でも、小さなみんなにとっては色を見るとやっぱり楽しいじゃない、自分の中にアイデアとか、楽しさとかそういうものがどんどん増えていく…。だんだん聞かなくなってきたな。(笑)」
修造さん(絵本) 「この歯磨きが嫌いなワニさん、どうするのか。行きますよ。」 「悪い虫歯をやっつけろ!さあ、変身だ!はっはっはっは~!!」 「ということです。ありがとうございました!(拍手)」 「中学校3年生の時ですよ。小学校6年生の女の子と一番最後に必ずダッシュのトレーニングをして一度も勝ったことなかったです。すごく足が遅いということにはコンプレックスがある。それを踏まえて僕は修造チーターだと思って聞いてください。」
修造さん(絵本) 「足の遅いチーターくん。速く走れないよ~、もう走るの嫌いなんだから~。」 「僕が君を応援するぞう!」 「昨日の自分を追いこチーター!」 「ありがとうございました!(拍手)この、きっと速く走れるぞう、とすごくここはいろんな想いを言葉にここはかけました。なぜなら、みんな親もそうなんですけど、人と比較するから。あの子できている。絶対できるから!分かる。でも、比較されるのが一番嫌なのは子供たちですね。だからこそ、誰と比較すればいいかと言うと、自分自身です。昨日の自分よりも速く走る。昨日の自分よりも早く寝る。昨日の自分よりも歯を磨く。どんどん自分と向き合っていくと、できるぞうになっていきます。えっと、“巻きで!”(カンペ)ってどういうこと?」
会場(笑)
スタッフ 「絵本が進んでいないので…」
「この絵本、正直短いんです。相当時間かかっています。いよいよ最後になります。この中でトイレが一人で余裕で行ける人!」
手を挙げる子どもたち
「大丈夫なの?僕は、トイレは一人で行けないぞうです。これは、今も。どうしてもね、昔の怖さが。トイレ行くと、なんか怖いイメージがあるの。これは、できれぞうくんの中でも弱さがあるというのを伝えたくて。」
修造さん(絵本) 「なんでもできる、できるぞうくん。でも、できないこともあるんだよ。あのね…」 「僕、一人でトイレに行けないんだ」 「よーし、今度はみんなが応援してくれるよ」 「トイレは友達、怖くない。トイレチャレンジできるぞう。笑顔でトイレ、いっトイレ~!」 「やっと、フィニッシュまで行きました。トイレは、正直思っているのは、ちょっと言葉ごめんなさいね、おしっこするわけ、うんちもするわけ、それを誰が引き受けてくれるわけ?トイレでしょ。トイレはみんなの応援団なのよ。トイレさんは、みんなにとって仲間なんです。それを踏まえてこれからトイレいっトイレ、というとことですね。とりあえず、読み聞かせ終わります。ありがとうございました!(拍手)」
【お絵描き企画】
『できるぞう できたぞう』の絵を担当した、絵本作家ふくながじゅんぺいさんが登壇。
ふくながさん 「皆さん、はじめまして。福永と言います。宜しくお願い致します」
司会 「(子どもたちに)ぬりえをしていただいたので、修造さん、福永さんにぜひ見せてください」
ふくながさん 「みんな上手に描いていますね。色が綺麗で。自由に描いている感じがいいですね」
修造さん 「そもそも考えてみて。オレンジ色のぞうなんている?いないでしょ。なんでオレンジにしたか分かる?これ(オレンジのズボン)履いている人なら分かるでしょ?もうオレンジが大好きなの。これ最初ブルーだったの、でも僕はオレンジだから。オレンジにしてくれって、相当無理を言いました(笑)」
ぞうの絵を描くふくながさん
修造さん 「この目もどういう形に目をしようかと色々相談したんですが、最終的にここ(ニコニコ目)になったのはどうしてだったんですかね?」
ふくながさん 「やっぱり表紙になる目っていうのは、基本的にまる、ちょんちょんっていう、読み取れる目がいいんだけど、今回内の容っていうのは明らかに明るい絵本っていうのを押し出すために、希望的にももうニコニコ目にしました」
ぞうの絵を描く修造さん
会場(笑)
修造さん 「分かる?この鼻があるよっていう部分と、笑顔ですよっていう。これはもう好き好きですね、絵は」
ふくながさん 「僕は、この修造さんの絵がすごい好きで。すごい好きで、帯の裏にちょっとワンポイントで、修造さんのぞうくんを入れてあるという。これやっぱりかわいいと思うんですよね」
修造さん 「これは聞いてないよ。だってこんな絵だったら、売れないじゃん」
ふくながさん 「いやいや、これすごいイイと思います。すっごい好きです」
子どもたちと集合写真を撮る修造さん
みんな 「できるぞう できたぞう!」
【原画展】
原画展を訪れる修造さん(東京・神田神保町 ブックハウスカフェ)
修造さん 「これはなんですか?ここは」
ふくながさん 「これは今日、絵本の原画展をやっていまして。ぜひ見ていただけたらなと思います。」
原画を見る修造さん
修造さん 「色が少し(絵本になると)変わってくる感じなんですね。」
ふくながさん 「そうです。印刷屋さんのインクの関係で、多少ちょっと色が変わってきますね」
修造さん 「それもイメージしながら(描く)?」
ふくながさん 「そうです、そうです。なので、原画と見比べてもらえると面白いかなと思います」
修造さん 「『できるぞう』を通して、描く中で何を大事にされたんですか?」
ふくながさん 「子どもたちのできない時の不安とできた時の元気になる感じ。それを色と表情で表せたらイイなと思っていましたね」
修造さん 「『できるぞう できたぞう』原画展、みんな来るぞう!」
6月10日まで開催(入場無料)
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※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。