今年で15回目となる水球競技は2校が出場。
3連覇を狙う長崎工業と3年ぶりの優勝を目指す長崎西。ライバル同士が1ピリオド8分間の4ピリオドで決勝を争います。
長崎西は、2年・岩村のシュートで先制。対する、長崎工業は、エース・梶原が2本のゴールを奪い4対2とリード。
【長崎工業3年・梶原大典選手】
「もう自信持って打ってたんで、全部入ると思いました」】
追う長崎西は、第2ピリオド序盤、エースでキャプテンの中村愛翔の連続シュートで同点に。長崎工業の1年・荒木悠之介は、長崎西のキーパーで兄の荒木清之介とのマッチアップで・・・
【長崎工業1年・荒木悠之介選手】
「これ入るっていうシュートも止められたりする怖いキーパーです」
そんな兄から見事ゴールを奪います。両チーム一進一退の攻防で長崎工業が8対7の1点リードで試合を折り返します。
第3ピリオドでは、長崎工業が1年・濵口幸之介の3ゴールを含む4得点で12対7とリード。追う長崎西は、最終第4ピリオドでキーパー・荒木が意地を見せます。
【長崎西3年・荒木清之介選手】
「自分が守ることで攻めにつながるので、絶対に守ってやりたいなと」
そして、長崎西のエース、中村は攻守で躍動!
【長崎西3年・中村愛翔主将】
「自分が点を取って取り合えず同点まで追いついて、逆転まで行ける勢いを自分がつけたいなと思ってたんですけど」
中村は、第4ピリオドだけで4得点を挙げる活躍を見せますが反撃もここまで。
長崎工業が14対11で3年連続10回目の優勝を決めました。
【優勝・長崎工業3年・梶原大典選手】
「日頃の練習の成果が全部出たいい試合だったと思います」
【優勝・長崎工業3年・小浦諒太郎主将】
「3連覇出来て本当にうれしいです」
【準優勝・長崎西・中村愛翔主将】
「競った試合だったので、なおさら勝てたなという悔しさがあります」「九州大会までに自分の決定力を上げていけるようにしたいなと思っています」
対戦した荒木兄弟はー
【長崎西3年・荒木清之介選手】
「自分が予測しているのよりもいいコースに打ってきたりとかしてきたので、結構成長を感じて決められたのは悔しいですけど、うれしい部分もありました」
【長崎工業1年・荒木悠之介選手】
「自分が1年生ながらに引っ張ってインターハイに連れていけるように頑張りたいと思います」
【長崎西3年・荒木清之介選手】
「しっかり止めるところを止めてオフェンスにつなげていけるような選手になって、チームをインターハイに出場できるように頑張りたいと思います」
優勝した長崎工業と準優勝の長崎西は、3枠のインターハイ出場権を懸けて九州大会に出場します。(7月12・13日 宮崎)