ロシアとウクライナの直接協議がトルコのイスタンブールで行われました。捕虜交換などで合意したものの、停戦に向けた進展はありませんでした。
2回目となる協議は1時間ほどで終了し、ウクライナのウメロフ国防相は、ロシアに対し30日間の即時停戦とプーチン大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談を求めたものの、拒否されたと明かしました。
また、ロシアに連れ去られたとみられる子どものリストを渡し、返還を求めたということです。
これに対しロシアのメジンスキー大統領補佐官は兵士の遺体収容のため、一部の前線での数日間の停戦を提案したということです。
両国は重傷者や若い捕虜、遺体の交換で合意しました。
一方、停戦に向けては、条件をまとめた覚書を事前に交わすことになっていましたが、ロシア側が約束に反して協議の場で初めて覚書を示したため、ほとんど議論はされなかったとみられています。