優勝ムード一転…ファンら暴徒化　パリ中心部で略奪行為

　エッフェル塔のすぐそばで警察官に石を投げ付ける人々。優勝ムードが一転、暴徒であふれたパリ。一夜明けても、混乱が続いています。

■優勝ムード一転　ファンら暴徒化

　最初は、お祝いムードのはずでした。サッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグで優勝したフランスのチームを街中が花火で祝います。

　それが、いつしか暴徒化。フェンスを破壊しようとする人々を警察が放水で撃退します。

　シャンゼリゼのスポーツ用品店では略奪が発生し、商品のようなものを持った人々が次々と出てきます。

　警察官にも容赦なく火花が降り注ぎ…。

　海外メディアによりますと、警察官がけがをしたほか、2人が死亡、550人以上が拘束されたということです。

　暴動から一夜明け、変わり果てたシャンゼリゼ。

地元住民 「人混みに紛れて物を壊したり騒ぎを起こしたりと便乗している人もいると思う」

　厳戒態勢のなか、日本時間の2日午前0時からは選手のパレードも行われましたが…。

　エッフェル塔の前は警察官に石を投げ付ける人々も。

　撮影した人によりますと、数百人が集まり警察官と衝突したということです。

　今回の混乱にチームは「クラブの価値観に反する」としています。