会社役員の男性 刺され死亡　凶器の刃物をあらかじめ用意

　27日、名古屋市の路上で会社役員の男性を刃物で刺して殺害したとして知人の女が逮捕された事件で、女が凶器の刃物をあらかじめ用意していたことが分かりました。

　警察によりますと、愛知県春日井市の伊藤綾野容疑者（50）は、午後10時ごろ、名古屋市東区の路上で会社役員・志邑宣彦さん（59）の背中を刃物で複数回刺し、殺害した疑いが持たれています。

　警察の調べに対し、伊藤容疑者は「殺意はありませんでした」と容疑を否認しています。

　その後の警察への取材で伊藤容疑者が凶器の刃物をあらかじめ用意していたことが分かりました。

　司法解剖の結果、傷は心臓近くまで達していました。

　警察は、伊藤容疑者が強い殺意を持って犯行を事前に計画していたとみて捜査を進めています。