政府は27日朝、福島第一原発事故の除染作業で発生した「除染土」に関する会議を開催し、総理官邸の敷地内などで再利用することを決定しました。
林官房長官 「政府が率先して先行事例の創出等に取り組むこととしておりまして、官邸での事例を創出して参ります。さらに復興再生利用の推進にあたっては、その必要性、安全性等に対する国民の幅広い理解醸成が重要です」
政府は除染土の再生利用を推進するため、官邸の前庭や省庁の敷地内での利用を想定しています。
林長官はSNSなどを通じた情報発信について各省庁に指示しました。
「除染土」は現在、福島県内の中間貯蔵施設に保管されていて、2045年3月までに県外で最終処分することを決めています。