今国会の会期末まで1カ月を切るなか、立憲民主党の野田代表は「野党がまとまれば適任じゃない大臣を辞めさせる力になる」と述べ、野党連携の重要性を改めて強調しました。
立憲民主党 野田代表 「野党がまとまればやっぱり法案を修正したり予算を修正したり、適任じゃない大臣を辞めさせる、そういう力を持っていると思いますので、この力を最大限にまだまだ発揮できるように頑張っていきたい」
野田代表は後半、国会の主要なテーマである選択的夫婦別姓や企業・団体献金などについて各党で議論して結論を得るよう訴えました。
ただ、それぞれの政策で日本維新の会、国民民主党などと隔たりが残ったままです。
参議院選挙を前に、野党内からはそれぞれが「極めて政治的な動きをしている」との声も出ています。
また、会期末に向け焦点の一つとなる内閣不信任案についても維新内の一部から前向きな意見が出るものの、野田氏は「まだ日が高い」と述べ、冷静に見極める考えを強調しました。
一方、備蓄米の店頭価格を5キロ2000円にするという政府の対応を巡っては「歓迎したい」と評価したうえで、「生産者にとってはどういうことなのかなど制度設計の説明をしてもらいたい」と注文を付けました。