フィリピン残留2世の姉妹　日本の親族と劇的対面

　太平洋戦争中に日本人の父と生き別れフィリピンに取り残された姉妹が、沖縄から訪れた親族と80年越しの対面を果たしました。

沖縄から訪れた親族 「僕たちのお父さんや兄弟も…皆、（2人に）会いたがっていました」

　フィリピンの離島に暮らす盛根エスペランサさん（87）ら姉妹は、太平洋戦争中に日本人の父と生き別れ無国籍状態となりましたが、去年、新たな証拠が見つかるなどして日本国籍を回復しました。

　今月25日、姉妹は沖縄から訪れた親族と会い、80年越しの夢を叶えました。

　一方で、今も49人の残留2世が国籍回復を希望していて、関係者によりますと、来月にも生き別れた父に関する情報をSNSなどで公開する予定です。

　日本に暮らす親族からの新たな情報提供を呼び掛けます。