米政権　ミャンマーやベトナムからの移民を南スーダンに強制送還　擁護団体が非難

　アメリカのトランプ政権が裁判所の命令に反してミャンマーやベトナムなどからの移民を第三国の南スーダンへ強制送還したと報じられました。

　ロイター通信などによりますと、移民の権利を擁護する団体は20日、トランプ政権が裁判所の命令に違反し、ミャンマーやベトナムなどからの移民を強制的に国外退去させ、南スーダンに強制送還したと非難しました。

　アメリカに身柄を戻すよう訴えています。

　移民擁護団体の弁護士はテキサスの収容施設の移民約12人が飛行機で南スーダンに移送されたと指摘しています。

　アメリカの国務省は3月、内戦が続く南スーダンを巡り、暴力犯罪のリスクが高く人権問題が深刻だとして渡航を控えるよう勧告しています。

　一方、連邦地裁は南スーダンへの飛行機を引き返させるように命じることを検討しているということです。

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