富士山また外国人「遭難」　“別の富士”でも「ゴメン…」

　閉山中の富士山で、この週末、また「遭難した」と通報が。相次いでいるのは“外国人客の遭難”です。

中国人男性（SNSの投稿） 「遭難した」

　17日、閉山中の富士山に登った中国人男性から助けを求める内容がSNSに投稿されていると警察に通報がありました。

　山岳救助隊が出動しましたが、2人の中国人男性は自力で下山してきました。

　閉山中の富士山では、先月も5日間で同じ中国籍の大学生が2度も遭難。救助隊が出動しています。

　外国人の遭難事故は北海道の富士山とも言われる羊蹄山でも。

イギリス人男性（30） 「Sorry、ごめんなさい」

　13日午後6時ごろ、羊蹄山の9合目付近から警察に通報。救助ヘリが見つけたのはイギリス人の男女でした。

イギリス人の男女 「寒くて動けない。避難小屋に行けない」

　雪も残る標高1700メートルの地点。29歳の女性は半袖シャツに長ズボン姿、おなかも見えています。30歳の男性は薄いジャンパーにハーフパンツ姿という軽装。手も震えているようです。

　この日、2人は午前10時半ごろに登り始め、頂上へ。下山中に動けなくなったということです。

救助隊員 「ヘリコプターに乗せます」

　道警のヘリで救助された2人。命に別状はありませんでした。