対馬市の観音寺から盗まれて韓国に持ち込まれ、12日、12年7カ月ぶりに寺に戻って来た仏像が16日から特別公開されます。
2012年10月、韓国人窃盗団に盗まれた県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」は、長きにわたる韓国・浮石寺との所有権を巡る法廷闘争を経て、今月12日、12年7カ月ぶりに観音寺に戻りました。
仏像は、防犯上の理由から県と対馬市が運営する対馬博物館に寄託され、16日から6月15日(日)まで像内から発見された「結縁文(けちえんぶん)」と呼ばれる製作年などを記した文書と共に、館内の特別展示室で公開されます。
対馬市民は無料で観覧でき、市民以外は大人550円、高校生330円、小中学生220円の観覧券が必要です。