群馬・藤岡市の工事 官製談合の疑いで副市長ら逮捕

　群馬県藤岡市が発注した工事の競争入札で、業者に最低制限価格を漏らしたなどとして副市長ら2人が逮捕されました。

　藤岡市の副市長・塚本英夫容疑者（57）は去年、小学校の体育館の改修工事を巡る競争入札で、建設会社代表の小坂裕一郎容疑者（70）に対し、最低制限価格を漏らしたなどの疑いが持たれています。

　警察によりますと、塚本容疑者は最低制限価格がおよそ6800万円であることを漏らし、小坂容疑者は同じ価格で工事を落札したということです。

　警察は2人の認否を明らかにしていません。

　藤岡市の市長は「極めて遺憾だ。市民の皆さまに心から深くおわびする」と謝罪しました。