13年前、長崎県対馬市の寺から盗まれ、韓国に持ち込まれた仏像が12日未明、対馬に帰ってきました。
対馬市の観音寺が所有する長崎県の指定有形文化財「観世音菩薩坐像」は2012年10月、韓国人窃盗団に盗まれましたが、おととし韓国最高裁は、所有権は観音寺にあるとの判決を下しました。
今年1月、仏像は観音寺側に返還され、韓国の寺の要請を受け、およそ100日間の法要のため貸し出されていました。
仏像はその後、日本へ向けて運び出され、12日未明、12年7カ月ぶりに対馬に到着しました。
午後に観音寺で法要が営まれ、仏像は今後、対馬博物館で保管する予定です。