天皇ご一家「戦後80年の慰霊」で沖縄へ　愛子さまは初訪問

　天皇ご一家が6月4日から5日にかけて沖縄県を訪問されます。終戦80年の慰霊などが目的で、長女の愛子さまにとっては初めての沖縄訪問です。

　戦後80年の慰霊として、天皇皇后両陛下は4月に戦争末期の激戦地だった硫黄島を訪問されました。

　今回、両陛下は愛子さまとともに、6月4日午前に羽田空港から特別機で沖縄県に向かわれます。

　両陛下は国民文化祭の開会式への出席のために訪れて以来、約2年7カ月ぶりの沖縄訪問で、愛子さまにとっては初めてです。

　那覇空港に到着後、ご一家は南部の糸満市を訪れ、国立沖縄戦没者墓苑で供花されるほか、「平和の礎」や平和祈念資料館を視察される予定です。

　5日午前には那覇市の対馬丸記念館を訪問されます。

　戦時中、アメリカの潜水艦によって撃沈された学童疎開船「対馬丸」に関する資料が展示されていて、11年前に上皇ご夫妻が訪れていますが、ご一家は初めて視察されます。

　午後には6年前に火災で焼失し、修復工事が進められている首里城正殿を視察し、夜に皇居に戻られる予定です。