ごはんが進む、ちょっと変わった食べ放題はいかがでしょうか。
■ごはん進む 卵食べ放題
朝から行列を作る皆さんの目当ては卵の食べ放題。
食べ放題を頼んだ人 「これで(卵)9個。この後、節制すればいいから。この時だけは…」
さらにはごはんも食べ放題で、定食を頼んだ人は卵とごはんが好きなだけ食べられるのです。
食べ放題を頼んだ人 「普段こんなに食べることないし、普段食べている卵ってブランドじゃない。だいぶ違う。黄身の色とか全然違う」
店主が全国各地から厳選した7種類の卵が食べ放題になっています。
喜三郎農場 高木大地オーナー 「開けたら驚くような希少な卵が多い。厳選して高級な卵の部類に入る」
一番人気は「ゆずたま」。日本を代表するユズの名産地・高知県で作られた新感覚の卵です。
喜三郎農場 高木大地オーナー 「ユズの香りが結構する。卵嫌いな人も食べやすくなる」
食べ放題を求めてくるのは日本人だけではありません。インドネシアから来たグループ。中でも男性はユーチューブの動画を撮影しながら日本の生卵に初挑戦します。
インドネシアから来た男性 「僕は日本の卵が好き。とてもクリーミー。これが初めて。私たちは卵を生で食べることはありません。私たちは最初にゆでています。こんな食べ方はしない」
初めての生卵に女の子も立ち上がるほど大興奮。
インドネシアから来た男性 「(Q.卵の食べ放題はインドネシアにあるか?)ないですね、初めての経験。Very interesting!」
日本の卵を堪能するなか、こんな奇跡も…。
インドネシアから来た女性 「Two、双子」
なんと1つの卵から黄身が2つ。
インドネシアから来た女性 「スペシャルエッグ。ラッキー」
そのまま2つの黄身をごはんにかけると思いきや…。
インドネシアから来た女性 「とても新鮮。デリシャス」
素材の味をそのまま楽しむスタイルが気に入った様子。
何度も席を立ち、おかわりを繰り返します。
インドネシアから来た女性 「(Q.卵は何個食べた?)14か15個かな」
最終的に妻だけで15個もたいらげました。
喜三郎農場 高木大地オーナー 「だいたい毎日500、600個(消費する)。多い時はもっと倍くらいの時もある。1000個くらいとか」
卵もコメも値上がりが続いているなか、この太っ腹なサービスを続けて大丈夫なのでしょうか。
喜三郎農場 高木大地オーナー 「4月からちょっと値上げした。特に卵かけごはん関係のメニューがちょっと赤字になっていた。(値上げは)心苦しかったが…」
それでも食べ放題を続けるには理由がありました。
喜三郎農場 高木大地オーナー 「食べ比べというか卵のおいしさの魅力を楽しんで食事をしてくれたらうれしいなと思って。目当てに来てくれる人が多いので、続けたいなと思っている」
■「めんたいこ」なぜ食べ放題
こうしたごはんが進む食べ放題サービスは都内の別の店でも…。
ランチ時には満席に。博多料理の専門店では定食を頼むとめんたいこに高菜、ごはんまで食べ放題です。
客 「なかなか食べられないので、めんたいこ高くて。それが食べ放題ってうれしい」 「あんま見ないけど、めんたいこ自体ごはんが進むのでランチにはうってつけだと思う」
1週間ほどじっくりと熟成させたこだわりの辛子めんたいこと、ごはんの相性抜群。
すでに3杯目のおかわりした男性は…。
客 「(Q.おかずほとんどないが?)ぜいたくじゃないけど、めんたいこまた食いたいな飽きないなみたいな」
ごはんのおかわりは店員がよそって持ってきてくれるシステム。ランチタイムになると店側は大忙しです。
客 「皆でごはん食べに行こうって話をしてて、おかわりできるところがいいよねって」
食べ放題ならではの工夫もあるようです。
客 「(Q.おかずを残している理由は?)これはおかわりに備えてペース配分」
ごはんのおかわりを念頭に、からあげを1つだけ残す作戦のようです。
客 「ずっとめんたいこばかりだと飽きちゃう、くどくなっちゃうので」
やまやコミュニケーションズ 齋藤健二郎事業部長 「当店は、めんたいこメーカーのやまやが運営している飲食店舗の直営店。工場で生産されためんたいこを店舗に納品する形もとれるので、めんたいこ、ごはん食べ放題のスタイルをできる限り頑張っていきたい」