県内で昨夜から火事が相次ぎました。
雲仙市と佐世保市で住宅が2棟が全焼。いずれも焼け跡からは、身元や性別不明の遺体が見つかりました。
26日午後11時ごろ、雲仙市愛野町乙で「建物が燃えている」と119番通報がありました。火は約2時間後に消し止められましたが、この家に住む農業の田中正巳さん81歳が70代の妻と暮らす木造瓦ぶき平屋建ての住宅約158平方メートルが全焼。焼け跡から身元や性別の分からない1人の遺体が見つかりました。
出火当時、妻は家の外にいて無事でしたが、家主の正巳さん(81)の安否が分からなくなっています。雲仙署が遺体の身元の確認を急ぎ、出火原因を調べています。
27日午前9時15分ごろ、佐世保市愛宕町で家を訪れたケアマネジャーから「家から煙が出ている」と介護施設を通じて119番通報がありました。
消防車10台が出動し、火は約1時間20分後に消し止められましたが、木造瓦ぶき平屋建ての住宅約77平方メートルが全焼し、家の中から性別不明の1人の遺体が見つかりました。
相浦署によりますと、この家には無職の中昭子さん83歳が1人で住んでいて、連絡が取れていないということです。