22日、長崎市大浦町に「長崎市空き店舗活用にぎわい創出事業費補助金」を活用したカフェ「尾曲がり猫茶屋」がオープンしました。
保護猫の譲渡を促し、殺処分ゼロを目指します。
牛島ひかりアナウンサー:
「2月22日、ニャンニャンニャン猫の日にオープンしたのがこちら、『尾曲がり猫茶屋』です。猫好きにはたまらないお店となっています」
長崎市大浦町の商店街、「大浦商店会」の空き店舗を活用してオープンした「尾曲がり猫茶屋」。長崎に多いとされる「尾曲がり猫」がモチーフのお店です。
しっぽの先がカギ状の「曲がりしっぽ」は、「幸せの扉を開けてくれる」「幸運を引っかけてきてくれる」など縁起が良いとされています。
「人にも猫にも優しい街、長崎市」をコンセプトに、約50種類の猫をモチーフにした雑貨や食品が並ぶほか、有田焼、波佐見焼、伊万里焼のリユース品も販売し、日本の誇れる文化を海外の人たちに発信したいという思いも込められています。
なかでも、店内でひと際目を引くスペースがこちら…。
牛島ひかりアナウンサー:
「店内にはこのように、ズラリと保護猫たちのパネルが並んでいます。QRコードを読み取りますと…出てきました。保護猫たちの性別や年齢、ワクチンの接種状況などを知ることが出来ます」
ネコの殺処分ゼロを目指す愛護団体「長崎さくらねこの会」などが譲渡する保護猫の飼い主を見つける活動も行います。紹介料や仲介料などは一切必要ありません。
尾曲がり猫茶屋管理責任者・琴岡翔子さん:
「1匹でも多くの猫ちゃんたちが譲渡へと結びついて、その結果、長崎市の殺処分がゼロになり、平和の街長崎としてそれを継続していけるように、私たちも尽力していきたいと思いますし、この取り組みを国内外の観光の方とか地元の方とかにも知っていただけたり、応援していただけたらなと思います」
店内にはカフェスペースが併設されています。「尾曲がりソフトクリーム」や「自分で立てるそのぎ抹茶」など猫にちなんだスイーツや県産品を生かしたメニューが堪能出来ます。
牛島ひかりアナウンサー:
「可愛らしいですね。おみくじ付きなのと…見てください、尾曲がり猫の尻尾がついています。しかもソフトクリームの形も変わっていますね。可愛い…」
まずはおみくじをチェック。
牛島ひかりアナウンサー:
「さあ何が出るか…ホッ、なんでしょう…大大吉?。いいことありますように猫にあやかって…」
お味は…。
牛島ひかりアナウンサー:
「濃厚です!ミルク感しっかりありまね。コクがしっかりあって、食べ応えも抜群です。うん、おいしい…」
「尾曲がりソフトクリーム」は税込み380円です。「自分で立てるそのぎ抹茶」は、「和」の風情を堪能できるとあって、近くの松が枝国際ターミナルに降り立った海外からの観光客に早くも人気を呼んでいました。
牛島ひかりアナウンサー:
「いい苦みですよ…。お抹茶立てた経験ってあんまりないんですけど、より抹茶が濃くというか、旨味が際立つ気がしますね」
そのぎ抹茶と、猫のモナカにたっぷりのあんこと白玉を挟んで頂く和菓子が付いて税込み1000円。写真映え間違いなしの一品です。
尾曲がり猫茶屋管理責任者・琴岡翔子さん:
「保護猫っていうものを身近に感じてほしいし、気軽にお茶をしながらでも、QRコードを読み取って、情報をお茶をしながら見てこの子はワクチンも済んでるんだ、とか今何歳でどこの施設にいるんだとか、この子に会ってみたいなとか家族に迎えてみたいなとか検討されるきっかけになればいいなと思います」
「長崎市空き店舗活用にぎわい創出事業費補助金」は、西九州新幹線や長崎スタジアムシティの開業など、街の変革で拡大が見込まれる交流人口を、商店街などに誘導するきっかけとなるような魅力ある店舗の出店を支援し、商店街や地域のにぎわい創出を目的とした長崎市の制度です。
尾曲がり猫茶屋の営業時間は、午前11時から午後5時までで不定休。
かわいい雑貨やスイーツを通して、国内外の観光客と地元の猫好きさんが楽しみながら、猫をテーマに語らい、新たな交流を生み出し、町おこしや地域おこしに貢献できる店舗を目指しています。