一見、普通の自転車と見た目が変わらないペダル付き電動バイク。運転するには免許証が必要です。県警が報道機関向けの体験乗車会を開き、運転ルールを伝えました。
小柳亮雄記者:
「こちらの乗り物、ペダルがついていて、一見自転車のように見えるのですが、実は電動モーターで自走できるため、自転車ではないんです」
通称「モペット」と呼ばれるこの乗り物は、電動モーターで自走するペダル付きの二輪車です。公道を走るには原付バイクなどと同様、運転免許証やナンバープレート、ヘルメットの着用などが義務付けられ、歩道を走ることはできません。
小柳記者:
「さらに注意が必要なのは、このペダル付き電動バイクこのようにペダルを漕いで走るモードにもできるのですが、自転車と同じ扱いにはなりません」
去年11月に施行された改正道交法では、自転車と同じようにこいだとしても、「原付バイク」などと同じ区分にすると明記されました。ペダル付き電動バイクと自転車の車両区分は非常に分かりづらく、交通ルールを知らず検挙されるケースが首都圏などで発生しています。県内でも去年5月、ペダル付き電動バイクを無免許で運転していた1人が検挙されました。
県警本部交通企画課・平山剛久警部:
「(ペダル付き電動バイクは)一般原付以上でありますので、運転免許は必要となります。免許が必要かどうかを確認していただいて、それに合った乗り方をしていただきたい」