長崎市の県立総合体育館で将棋の高校生日本一を決める全国大会が始まりました。
対馬市出身の佐々木大地七段の師匠で、佐世保市出身の深浦康市九段(52)がゲストに招かれました。
選手宣誓:
「正々堂々全力を尽くすことを誓います」
「全国高校文化連盟将棋新人大会」には、全国の地方予選を勝ち抜いた186人の高校生棋士が出場しています。
ゲストとして、佐世保市出身のプロ棋士、深浦康市九段(52)が、高校生を激励しました。
深浦康市九段:
「一局の将棋の中では、苦しい場面もあるかと思います。ただ相手も同じ高校生なので、最後まであきらめずに頑張ってください。中学校の時は、奨励会に行ってましたので、実は高校は行ってなくてですね、実は(出場している)皆さんがうらやましいというか各都道府県を背負っての選手ですから何かうらやましいなという気持ちがありますね」
深浦九段は、対馬市出身の佐々木大地七段(29)の師匠で、同じ県内出身の棋士同士、とても仲がいいそうです。
深浦康市九段(52):
「小学校の時から知ってますし、同じ長崎県の棋士としてこれから背負っていくことになると思うので、ぜひ頑張ってほしい」
弟子の佐々木七段が藤井七冠と対局した時のことを振り返ると…。
深浦康市九段:
「一昨年、弟子の佐々木大地は藤井さんに棋聖戦・王位戦、2つのタイトル戦で連続して挑戦したのですが、やはり少し、佐々木も頑張っていましたけど、少し藤井さんとは差があるなと思いました。これから藤井さんに抵抗するつもりでタイトルを奪い取るつもりで佐々木には精進してほしいと思っています」
深浦九段は、決勝戦の解説や、指導対局も行う予定です。決勝戦は、2月1日(土)の午前11時から県立総合体育館で行われ、自由に観戦できます。