県内の観光業界のトップらが一堂に集う賀詞交歓会が開かれました。
長崎の観光業界、今年の展望は?県観光連盟など県内の観光関連5団体が主催した賀詞交歓会には、約200人が出席しました。観光業がけん引している県内の経済。去年、業界全体の念願がかないました。
長崎県観光連盟・嶋崎真英会長:
「私たちにとって最大のトピックスは長崎・韓国ソウル線の運航が去年10月27日に大韓航空によって再開したことでしょう」
去年10月、長崎と韓国・ソウルを結ぶ大韓航空による定期便の運航が約5年7カ月ぶりに再開。インバウンド需要を取り込む絶好のチャンスを迎えています。
稲佐山観光ホテル・小林秀顕社長:
「インバウンドが一番伸びしろだと思ってますので、しっかり地域でインバウンドを受け入れるような態勢を整えていきたい」
「観光は数少ない成長産業なのでしっかり儲かる仕組みをつくって取り組んでいくことが重要」
雲仙福田屋福田努代表取締役:
「温泉と長崎市内を両方楽しんでいただけるような県内周遊の旅がこれから訪れるのではないか。この長崎便を利用した長崎(市内)1泊、島原半島1泊というような形も今後、期待できると思っている」
インバウンド戦略のキーワードとして聞かれたのは、業界や地域を超えた「オール長崎」です。
ハウステンボス・高村耕太郎社長:
「(県内の)海外集客は少し出遅れていると思っている。県南と県北では少し分離しているので、長崎全体で例えば1週間泊まってもらうとしたら宿泊施設も1つではないと思う。県全体のブランド戦略を僕らも先頭に立って推進して行くくらいの意気込みでやりたい」
県観光連盟や県は現在3月末までの冬ダイヤで運航している韓国・ソウル線の継続・維持のほか、香港線の再開や台湾線の開設の実現を旅行会社らと協力して目指したいとしています。