ほとんど使っていない台所の扉を開けると炎が…。
未明に平戸市で2階建ての建物が全焼しました。
原因は「漏電」の可能性も。
中嶋航大記者:
「平戸市田平町の火災現場です。鎮火からおよそ5時間半が経過していますが未だ焦げ臭いにおいが漂っています」
午前1時21分、平戸市田平町山内免で「パンという爆発音がして1階が燃えている」と建物の2階で1人暮らしの82歳の男性から119番通報がありました。
火は約3時間後の午前4時22分に消し止められましたが、鉄筋コンクリート2階建ての建物が全焼し、隣接する公民館と空き家の壁の一部が焼けました。
火が出た1階は、1年以上前に閉店したスナックで、男性が倉庫として使っていました。
出火当時、男性(82)は仕事で外出していて、帰宅し、1階の玄関のドアを開けると焦げ臭い匂いがしたため、台所のドアを開けると炎が上がっていたということです。
男性にけがはありませんでしたが、消火活動中、消防士の30代の男性が2階から転落し、腰を強く打って救急搬送されました。
命に別状はありません。
男性が「1階の台所はほとんど使っていなかった」と話していることなどから平戸署は、「漏電」が原因の可能性もあるとみて詳しく調べています。