2022年の知事選期間中、知事への迂回献金疑惑に関与した疑いが持たれている江真奈美県議(57)が県議会各派代表者会議で、一連の問題について説明しました。
江県議は、2022年の知事選期間中、9つの医療法人などからの寄付金286万円が、代表を務める自民党支部や後援会を経由して知事の後援会に渡った「迂回献金」に関与した疑惑が持たれています。
知事と江県議それぞれの後援会は8月2日付で資金の貸借を「寄付」に、返済金は「寄付の返金」に訂正しました。
江県議は、「県民に疑念を抱かせた」などとして20日に議会運営委員長の辞任届を議長に提出。23日に非公開で開かれた各派代表者会議で一連の問題について説明しました。
自民党・江真奈美県議:
「(迂回献金の)認識を問われると認識は最初もなかったし、今も認識はないんですね。ただやはりそういう疑念を抱かせるような構図になっているということは一定理解するので、そこについては私も真摯に受け止めて反省をし、議会運営委員長の役職を辞職するということを議長の方にお伝えをしているということで申し上げました」
一方、双方合意の上で訂正したとする政治資金収支報告書については。
江真奈美県議:
「(貸し付けは)契約書を作成し、(私と知事が)1部ずつ持っている。そして返金があった。これは私の事実なんです。なぜ寄付に変えるのか、正直まだ全て納得できているかというと納得はできていない」
各派代表者会議は、江県議に再度専門家と協議し、報告するよう求めたということです。