準々決勝ビッグN第1試合は県内の3大会を制してきた第1シード長崎日大と第8シード総科大附属の対戦。
試合前に始球式を行うのは県立盲学校小学部の5年生・河内愛季くん、10歳。愛季くんは生後10カ月の時に脳に腫瘍が見つかり、長崎大学病院に通院を続けています。
総科大附属の3年生、ピッチャーの河内翔愛選手は、愛季くんの7つ上の兄です。愛季くんのナイスピッチングで勢いをもらった総科大附属は5回。
長崎日大の先発、18歳以下・日本代表候補エース西尾をとらえます。7番田中のライト前ヒットでワンアウト1塁、3塁とすると続く8番大久保。大久保のタイムリーツーベースで総科大附属が先制します。
追う長崎日大は6回。この回先頭の2番川渕が出塁するとツーアウト3塁のチャンスで5番三丸。ここは、総科大附属のエース増永が抑えます。
その後も増永は、残りの3回全てを三者凡退に封じ、この試合、ヒットわずか3本に抑える見事な完封勝利。
長崎総科大附属が第1シード長崎日大を1対0で破り初のベスト4進出です。