佐世保市の商店街へ少しユニークな感謝状が贈られました。
身近な「ある生き物」の見守りに「ありがとう」です。
佐世保俵町商店街で行われた感謝状の贈呈式。その内容は…。
日本野鳥の会長崎県支部・今里順一郎さん(68):
「いつもツバメたちを温かく見守ってくださりありがとうございます」
商店街で暮らすツバメの見守り活動への感謝状です。
ツバメは春から夏にかけて日本で子育てをし、秋になると東南アジアへ渡る渡り鳥です。古くから親しまれる身近な鳥ですが、近年は、農耕地の減少や、住環境の変化などにより、ツバメが子育てできる環境が減少しています。
日本野鳥の会は、人とツバメの共存のため、2019年度からツバメの巣や生息環境を温かく見守る団体などへ感謝状を贈っていて、今回が県内で3件目です。
佐世保俵町商店街協同組合・川下雄太郎理事長(35):
「ただ見守っているだけなんだけどなと思いながらまさかそれだけで表彰されるのかとびっくりしている」
佐世保俵町商店街でツバメの見守りが始まったのは約20年前。商店街側からの働きかけではなく、軒下に巣のある店舗が進んで見守りを始めました。現在では、商店街全体に10カ所ほどのツバメの巣があるそうです。
佐世保俵町商店街協同組合・川下雄太郎理事長(35):
「ヒナが落ちないように板を敷いたりカゴを使って完璧な巣を作る人もいます」
中島鯨商店・磯本直美さん:
「どちらかと言うとファミリーのような感じ。板を添えたりとかヒナが落ちていたら拾って(巣に)戻したりとか触るとあまりよくないと言われるのでなるべく自然の形で育ってくれたら、そこに少しだけ手を差し伸べてより良く育ってくれたらうれしいですね」
商店街の皆さんの愛情を受けたツバメのヒナは、今年もすくすくと育ち2週間ほど前に巣立っていきました。
日本野鳥の会長崎県支部・今里順一郎さん(68):
「(商店街の)一人ひとりがツバメを愛してくれているそれが素晴らしい。ここから輪が広がって優しい気持ちに皆さんがなって『ツバメかわいいな』『守っていこう』となってほしい」