県警は、NTTやNTTドコモなどを名乗り、金をだましとろうとする不審電話が30件以上相次いでいるとして注意を呼び掛けています。
ニセ電話詐欺とみられる不審電話は5月27日から29日までに佐世保市で合わせて30件以上かかっています。
電話に出ると、NTTやNTTドコモを名乗る女性の声の自動音声ガイダンスで「お客様が使っている電話番号が本日使えなくなります」「詳しくは数字の『1』を押してください」などと流れ、『1』を押した人には、相手が男に代わり、住所や氏名などの個人情報を尋ねてくるということです。
また警察官を名乗る男に代わる場合もあり、男は「あなたの携帯電話が殺人事件の現場に落ちていました」「この事件であなたに逮捕状が出ています」などと不安をあおり、示談金名目で金を振り込むよう促すということです。
いずれもニセ電話詐欺とみられ、ほとんどが高齢者の家にかかっています。
今のところ、被害の報告はありませんが、県警は、たとえ実在する会社からの電話でも、お金の話や不安をあおる話をされたら、詐欺を疑い、警察に相談するよう呼び掛けています。