20年前(2004年)に始まった「第17回長崎バスフットボール大会」。
当初は長崎バスの運転手4人それぞれの息子が属する4チームでの大会でしたが、参加数は年々増え、今年は県内を始め、福岡・佐賀・熊本から48チームが出場しました。大会を立ち上げた1人、長崎バス大橋営業所の運転手、井上政彦さん(62)は現在も実行委員長を務めています。
前日の試合結果で1位パートに入ったのは、8チームのうち5チームが県内のチームとなりました。
準決勝の1試合目は、長与町を中心に活動する「デオグラス長崎」と佐賀県の「エスペランサJr」の対戦。デオグラスは積極的にシュートを放ち、ゴールを狙いますが、枠を捉えることはできません。両者一歩も譲らず、0対0のままPK戦へ。
両者成功したあとの2人目、デオグラスのキッカーは瀬戸崎。惜しくも外してしまいます。佐賀は2人目と3人目を成功させ、デオグラスは、準決勝敗退となりました。
準決勝2試合目は「南長崎サッカースポーツ少年団」、キャプテン橋田がチームを引っ張り、4対1で勝利し、決勝進出を果たしました。
決勝は、その南長崎と準決勝でPK戦を制した佐賀県のエスペランサJrの対戦。前半4分、南長崎・副キャプテンの6年生・鈴木のコーナーキックに合わせたのは6年生の月川。
南長崎が先制するとさらにその4分後、月川がゴール前の鈴木へ。先制点、2点目ともに、月川と鈴木の連携プレーが光りました。
その後、佐賀に1点を許しますが、前半を4対1と南長崎が大量リードで折り返します。南長崎は後半にも攻撃の手を緩めませんでした。
南長崎が8対1と圧倒的な強さを見せつけ、うれしい初優勝を飾りました。