県内は24日までの2日間、各地で3月の観測史上最大の大雨となりました。長崎、雲仙、島原、南島原の4市に一時、大雨洪水警報が出され、長崎市では崖崩れが相次ぎました。
小栁亮雄記者:
「住宅の法面の一部が大きく崩れていて、配管の一部がむき出しになっています」
24日午前8時15分ごろ、長崎市鳴滝1丁目の斜面地で、住宅の土台の法面が崩れ、一段下の2階建てアパートの1階に大きな石や土砂が流れ込み、複数の部屋の玄関をふさぎました。この近くの住宅でも土台の法面が高さ2メートル、幅10メートルにわたって崩れ、下の家の屋根に流れ込んで一部が破損しました。
また午前9時半ごろには…。
小柳記者:
「被爆の実相を伝える城山小学校のすぐそばにある崖の一部が崩れています」
長崎市城山町の道路脇の法面が高さ5メートル、幅2メートルにわたって崩れました。いずれもけがをした人はいません。
24時間雨量は、長崎市で244.5ミリ、(~24日18:10)島原で190ミリ(~24日18:50)、雲仙岳で265ミリ(~24日19時)、諫早で137.5ミリ(~24日18:10)に達し、3月の観測史上最大となりました。