長崎ランタンフェスティバルの最大の目玉、県出身の著名人福山雅治さん(55)と仲里依紗さん(34)が皇帝・皇后役を務める皇帝パレード特別版が行われ、街は熱気に包まれました。
下田朋枝アナウンサー:
「さあ今扉が開きました!豪華な衣装に身を包んだ福山さんと仲さんが登場しました」
17日午後1時半、出島表門橋に清朝時代の皇帝・皇后の衣装を身にまとい現れたのは、長崎市出身のシンガーソングライターで俳優の福山雅治さん(55)と東彼杵町出身の俳優・仲里依紗さん(34)。威風堂々、絢爛豪華な出で立ちで、国指定史跡出島をバックにまるで映画のワンシーンのような雰囲気を醸し出します。
福山雅治さん:
「帰ってきたばい長崎!」
仲里依紗さん:
「皆さんこんにちは。仲里依紗です。帰ってきました~!」
福山雅治さん:
「今、きょうこの瞬間、長崎でこのランタンフェスティバルという祭が開催され、これから皇帝パレードが行われるということは、今この長崎という街がこの瞬間平和であるということの証だと思っています。そのことを日本全国、アジアをはじめ世界に発信していけたらなと」
2人はそれぞれ神輿に乗り込み、銀屋町の鯱太鼓の担ぎ手20人に担がれ、国指定史跡「出島」を出発しました。
福山さんのファン(久留米から):
「きょう『ましゃ』が見てくれるかなと思って作った」(Q.実際に見てくれた?)「目が合った!かっこよかった。ライブの時もかっこいいがやっぱり皇帝なので。光り輝いていた」
皇帝パレード特別版のテーマは「新たな交流を紡ぐ出島から未来のDEJIMAへ」。出島から約1.3km離れた出島メッセ長崎を目指します。観覧は事前応募制で約17万人の応募があり、市内1万3000人、市外1万3000人の計2万6000人が当選し、6つの観覧エリアから声援を送りました。
福山雅治さん:
「皆様お集まりいただきましてありがとうございます。もっともっと盛り上がっていただいても構いません。どうぞ力の限り声援を送っていただいて構いません。よろしくお願いいたします」
福山雅治さんは道中も所々でマイクを握り、沿道の人たちに語り掛けたり、愛用のカメラで沿道の人たちを写真に収めたりして触れ合っていました。
仲里依紗さん:
「もっともっと盛り上がってください皆さん」
仲さんも沿道からの声に手を振ったり笑顔を見せたりして応えました。
観客:
「きょうの目当ては雅治君だったが、雅治君に『キスして』と言ったらウインクが返ってきた。皇后様(仲さん)に投げキッスしたら投げキッスが返ってきてちょっと今ドキドキしている」
観客:
「里依紗ちゃん、顔が小さくて可愛かったし、福山さんも間違いなくかっこよかった」「めちゃくちゃいい声だった。福山雅治さん」
仲さんのファン:
「(仲さんの)YouTubeも全部見ている。顔が小さくて可愛かった」「画面で見るより可愛かった」
一行は約1時間半をかけて最終地点の出島メッセへ。
下田アナ:
「時刻は午後2時49分です。2人を乗せた神輿が今、出島メッセ長崎に到着しました」
出島メッセ長崎では到着を待ちわびた約4300人のファンの前でトークショーを繰り広げました。
福山さん:
「思ったよりあっという間でしたね」
仲さん:
「そうですね。すごくあっという間で、全然まだ歩け…ますか?」
福山さん:
「担ぎ手の皆様たちは割ときてると思いますけども。すごく頑張ってくださいました。担ぎ手の皆様にもどうぞ温かい拍手を、ご声援をお送りください」
福山雅治さん:
「たどり着く場所、たどり着く場所で皆様本当に笑顔と熱い声援とで迎えてくださって、もうなんかグッときました。本当に」
再び皇帝と皇后役を引き受けてくれるかという質問に2人は…。
福山雅治さん:
「これはもう皆様が望んだら我々はそれにお応えするだけですから。飽きない程度にお呼びいただければ参加いたしますのでよろしくお願いします」
仲里依紗さん:
「ぜひよろしくお願いします」
2人は約30分にわたって古里・長崎への思いなどを語りました。
福山さんと仲さんが着た皇帝・皇后それぞれの衣装は、ランタンフェスティバル最後の三連休、今週金曜天皇誕生日の23日から25日(日)までの3日間、出島メッセのコンベンションホールに展示するということです。
仲里依紗さん:
「長崎本当に大好きなので、これからどんどん私も長崎のためにできることがあったら何でもやりますので、ぜひ皆様呼んでください」
福山雅治さん:
「きょうのこの活気を、長崎が持つ元気の象徴として、まだまだ元気になれるはずだと思っております長崎。一緒に盛り上げていきましょう」