西彼・長与町で20歳以上を対象に毎年実施している「体力テスト」が行われました。
長与町民体育館に集まったのは、20代から80代までの長与町民18人です。この体力テストは、長与町教育委員会生涯学習課が主催し、毎年この時期に無料で開催しています。参加者は65歳以上と、65歳未満の組に分かれ、それぞれ全6種目に挑戦します。各種目10点満点、最高60点満点で点数化され、その点数を元に、年代に応じて、最も良いAランクからEランクまでの体力年齢が判定されます。
まず全員が挑戦する、共通種目は3種類!「握力」と…30秒間に何回上体を起こせるかをカウントする「上体起こし」。体の柔軟性を計る「長座体前屈」の3種目です。その後、65歳以上の人は、目を開けたまま片足を上げて何秒姿勢を保てるかを計る「開眼片足立ち」や…、2m間隔に置かれた高さ20cmの障害物をまたぎながら歩く「10m障害物歩行」に挑みました。
70代女性:「ちょっと速くなった、うれしい!」
最後に全員が行うのは、長時間「歩く」種目です。65歳以上の人は、6分間に何m歩けるかを計測する「6分間歩行」。65歳未満の人は、男性が1500m、女性が1000mのタイムを計測します。1時間ほどで6種目全てを終えると、他の参加者やスタッフから温かい拍手が送られました。
村上光子さん(82)(レザークラフト教室講師参加者最年長・B判定):「どれくらいの体力があるのかなっていうのを知りたい、興味があったので参加した」
菅照美さん(75)(レザークラフト教室生徒・B判定):「B判定いただきました」
谷川七海さん(24)(今年出産・元陸上部・B判定):「産後どれくらい衰えているのかと、今の体力を知りたかったので参加した。少しずつランニングとかウォーキングとか翠ちゃんと一緒にしたい。とりあえず早く終わらせて(子どもを)抱っこしてあげようという気持ちで頑張った。子どものお陰で点数が良かったかもしれない」
夫・谷川湧哉さん(29)(元ラグビー部・B判定):「肉体の衰えに、気持ちがついていっていない感じ。定期的に身体を動かしていきたい」
長与町教育委員会生涯学習課主事・川崎勇剛さん(28)(元バドミントン部):「(参加者は)積極的に取り組まれていて、自分の体力にすごく関心のある方が集まっているのかなと。もし興味がある方は、どんどん積極的に、来年お申込いただければ」
来年の開催日時などの詳細は、町のホームページや、SNSで発信予定です。