この冬最強の寒波が県内に流れ込んでいます。県内は22日明け方から昼過ぎにかけて平地、山地ともに大雪となる恐れがあります。
中嶋航大記者リポ:
「午前8時30分のJR佐世保駅前です。30分ほど前から雪が降り始めました」
21日の最低気温は佐世保が1.2℃(午前11時7分)、長崎が1.5℃(午後2時50分)、対馬の美津島がマイナス0.8℃(午前11時8分)など県内18の観測地点のうち14の地点で今季最低となりました。
佐世保市民:
「(寒さが)大人にはこたえる。子どもたちは喜ぶだろうけれど」
山間部(潜木町)は一面の銀世界。住民は車の雪降ろしに追われていました。
付近住民:
「朝起きたら積もっていた。この辺は積もる時はひどい。(車に)チェーンをまかないと」
中嶋記者:
「午後2時、佐世保市の森きららです。佐世保市では午前中から断続的に雪が降り続いています。この寒さの中、動物たちはどう過ごしているのか表情を覗いてみたいと思います」
屋外の展示場で元気な姿を見せていたのは9月に仲間入りした9歳の雄のチーター「カイト」です。初雪に興味津々。あたりをキョロキョロ…。寒さに動じず、凛とした表情です。
ニホンザルはヒーターの前で身を抱き合わせ、ユラユラ。他のサルたちも続々と集まります。
土鍋の中で暖をとっていたのは南アフリカなどに生息するミーアキャットです。その名も「ミーアキャット鍋」。
森きらら飼育員・米田美里さん(30):
「展示場の上にヒーターが付いているので少しでも暖まろうと背伸びをして、きょうは特に寒そうに身を寄せ合って寒そうにしている」
ミーアキャットは寒さが苦手で狭い場所を好む習性があるため、ヒーターのそばの土鍋で暖まるかわいい姿を来園者に届けています。
午後5時半現在、県内の山間部の国道や県道18カ所でチェーンやスノータイヤ規制が敷かれています。JAF長崎支部は、「スノータイヤやチェーンの準備をすること」や、「車間距離を十分にとること」「特に日陰の山道などでは少しの雪でも凍結し、滑りやすくなる」として注意を呼び掛けています。