自民党・安倍派の政治資金パーティー裏金問題で、長崎3区選出の谷川弥一衆院議員(82)に4000万円を超えるキックバックがあり、収支報告書に記載しなかった疑いがあることが分かりました。
10日夕方、報道陣の取材に応じた谷川議員。
谷川弥一衆院議員(82):
(Q.4000万円超のキックバックがあったという報道があったんですけど、事実関係は?)
「読み上げますよ。清和政策研究会のパーティー券の問題について、刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に調査確認して、適切に対応してまいりたい」
(Q.キックバックがあった?)
「今コメントしただけです。僕が今言えることは」
(Q.これからの議員活動については?)
「だから今言った通りと言ってるじゃない。なんで同じことを何回も言うの?」
谷川議員は安倍派で当選7回。5年間で4000万円を超えるキックバックを受け、収支報告書に記載しなかった疑いが持たれています。
谷川弥一衆院議員:
(Q.会派の中でそういったことがあった?)
「まあいいから。その通りって。何を言ってもその通りと。頭悪いね。言ってるじゃないの。質問してもこれ以上はきょう言いませんと言ってるじゃない。分からない?」
「きょうはこの時点でこの通りだって。ここに来てるんだから。それは評価してほしいな。逃げまくっているわけでも何でもない。言いたいことはいっぱいあるけどね。立場が色々あるんだ」
(Q.派閥のことを考えて?)
「コメントしません。色々です」
東京地検特捜部が資金の流れなどを調べているとみられます。またこの問題を受け、谷川議員が会長を務める自民党県連は17日(日)に予定していた政治資金パーティーの延期を決めました。