11月に皇居で行われた「新嘗祭」に捧げた新米を壱岐市の米農家が知事に贈りました。県庁レストランでは30日と12月1日、その新米を使ったご飯を提供。約70人限定の無料配布も。
23日に皇居で行われた五穀豊穣を祈る宮中行事「新嘗祭」で天皇皇后両陛下に捧げられたのは、壱岐市で作られた新米「つや姫」です。「甘み」「粘り」「つや」が強く、深い味わいが特長です。
30日、壱岐市の米農家らが知事に献穀を報告し、米を贈りました。壱岐市の米が献穀米に選ばれたのは2010年以来13年ぶりです。今年は梅雨に雨が少なく、夏は気温が高い日が続き、米の成長が心配されましたが、平年並みの収穫量で、その多くが一等米の評価を得たということです。
献穀者・牧永護さん(76):
「皆さんの努力のおかげで思い通りの米ができた。努力した結果。自分で作って、自分で食べてみても非常に粘りがあっておいしい。食べてみて『良かった』という心が伝わってくれば最高だと」
午前11時、県庁レストラン「シェ・デジマ」の前には15人ほどの列が出来ていました。30日と12月1日の2日間、合わせて約70人に、先着で「つや姫」を1kgずつ無料配布します。30日は約35人に配られました。
長崎市から:
「味わってみようかなと。楽しみ。(なかなかこういう機会は)ない。びっくりした」
長崎市から:
「ネーミングもいい、『つや姫』っていいなと。ちょっと応援してみようかなと」
また、30日と12月1日限定で「シェ・デジマ」の白ご飯と雑穀ご飯はこの壱岐産の「つや姫」を提供しています。
長崎市から:
「おいしかった。私はいつも半分しか食べないが、きょうは結構食べている」
壱岐市の白川市長も味わいました。
白川博一壱岐市長(73):
「最高、ピース。これを通して少しでも(壱岐を)PRできたらなと」
県庁では12月1日も午前11時から約35人限定で壱岐産の新米「つや姫」を1kgずつ無料で配ります。