28日、長崎市の集合住宅の駐輪場で、バイクなど合わせて15台が焼けた火災で、敷地内では以前にもボヤなどの騒ぎがあったことが分かりました。警察は今回の火災との関連を調べています。
山本光悦記者:「きのうの明け方起きた駐輪場での火災。付近住民によりますと、以前にもボヤやバイクが傷つけられるといった被害があったといいます」
28日午前4時半すぎ、長崎市福田本町の集合住宅「ビレッジハウス福田本町」で「駐輪場のバイクと自転車が燃えている」と付近の住民から119番通報がありました。これは、駐輪場にバイクを止めていた人が、28日午前5時ごろスマートフォンで撮影した映像です。駐輪場のバイクなど10台以上が激しい炎を上げて燃えています。駐輪場の回りの草も所々黒く焦げ、炎や煙が上がっています。炎上しているバイクとバイクの間はそれぞれ1~2メートル離れています。炎上しているバイクのうち、数台のバイクの周辺のコンクリートの地面には、黒い液体の跡があり、一番端で炎上している2メートルほど離れた2台のバイクの間の液体の跡はつながっているように見えます。
消防車3台が出動し、火は約30分後に消し止められましたが、駐輪場に止めていたバイク13台と自転車2台が焼けました。けがをした人はいません。
原付バイクが被害に遭った男性:「タイヤの空気が抜けるような『プシュー』っていう音で起きた。これ自分のバイクです。自分が見た時は、この辺りくらいまで燃えていた。衣類を着に一回部屋に戻って、着替えて、終わって1回ベランダに戻った時、自分のバイクも燃えていた。すごく怖いですね」
警察は現場に火の気がないことから、放火の可能性も視野に29日も付近住民への聞き込みなど行い、出火原因を調べています。また、警察や付近住民によりますと、集合住宅の敷地内などではバイクのシートやタイヤが傷つけられる被害が複数回あったということです。
被害に遭った集合住宅の住人:「もうめちゃくちゃよ。オイルキャップは盗られ、パンクは3回され、それからシートが切られ」
さらに、1カ月ほど前には、集合住宅の1階の踊り場で、ごみが燃えるボヤも発生しており、住人は防犯カメラの設置を求めていました。警察は今回の火災との関連を調べています。