長崎東中学・高校の制服が来年度、リニューアルします。時代の変化とともに制服の在り方も変わってきています。
来年春、高校は創立79年、中高一貫校として21年目を迎える長崎東中学・高校。創立以来初めて制服を大幅にリニューアルします。21日の全校集会でお披露目されました。
中高ともに男子は「定番」だった黒の学ランから濃紺のブレザーに変わります。また、これまで無地の濃紺だったスラックスとスカートにスクールカラーの「緋色」が際立つチェック柄が入りました。
長崎東高2年生・酒井隆之介さん:
「柄も付いていて満足している。今の制服と違ってすごく着心地も良くて動かしやすくて、新しい制服が東校目指して頑張る子たちのきっかけになると思う」
また、新たにネクタイとリボンを取り入れます。伝統の「緋色の3本ライン」が特徴です。全て家庭用の洗濯機で洗うことができ、速乾性があり、アイロン不要です。
制服は、生徒と保護者の意見を多く取り入れ、伝統を受け継ぎながらデザインされました。
長崎東高1年生:「すごくかわいいデザインだし、都会感が出ていていいと思う」
一方、制服のジェンダーレス化が県内でも進んでいます。県教委によると、県内の公立高校のおよそ6割が男女ともにスラックスを導入していて、東中・高も去年4月から導入しました。また、例年の酷暑に対応しようと新しい夏服にはポロシャツを採用しました。
長崎菅公学生服・営業部山口文平さん:
「令和6年の新入生に向けては長崎市内ほとんどの公立学校はブレザー化へ変化が起きている。今の制服に女子用のスラックスのみを導入するというご要望・ご相談いただいている学校が多くある。制服は生徒さん自身はそれほど重く受け止めているというよりも『かっこよく着たい、かわいく着たい』という思いが強くあるのかなと」
長崎東高2年・原賀真子さん:
「ジェンダーに捉われない制服がこういうかたちで新しく新調されたデザインで出たことがうれしいし、私は(普段)スカートだが(スラックスも)かわいいし、着やすいし、選択の幅が広がってよかった」
新しい制服は来年4月から。在校生は今の制服との組み合わせもできます。