十八親和銀行が中間決算を「増収減益」と発表しました。2020年10月の合併以来初の「減益」です。一般企業の売上高に当たる経常収益は、有価証券の利息などの資金運用益が増えたことで前年同期比プラス54億円の391億円となりました。しかし純利益は、信用コストの増加に伴い、前年同期より10億円少ない61億円なりました。中間決算としては2期連続の「増収」ですが、合併後初の「減益」に転じました。十八親和銀行の山川信彦頭取は「残念ながら減益となりましたが大きな不良債権が出て処分しなければならなかったとか儲かってないとか、そういう類の話ではないので将来の増収に向けて取り組めたと思うのでポジティブにとらえています」と語りました。今年度通期の業績予想は下方修正しましたが、純利益は昨年度より16億円多い90億円と見込んでいます。