少額投資非課税制度「NISA」が来年から拡充されるのを前に長崎市で資産運用の初心者を対象にしたセミナーが開かれました。
ゲストはサッカー元日本代表、国見中・高出身の大久保嘉人さん(41)。2021年に現役を引退した後、本格的に資産運用を始めたと言います。
三菱UFJアセットマネジメント・代田秀雄常務取締役:「中長期的に投資をしてお金にも働いてもらう、これがきょうのテーマですがいかがですか?」
大久保嘉人さん:「ここまで分かりますよ。勉強してますから」
「知って!使って!新NISAセミナー」は、十八親和銀行とFFG証券、三菱UFJアセットマネジメントが主催しました。出島メッセ長崎に約200人が集まり、投資の活用方法や必要性を学びました。
「NISA」は株式・投資信託の税制優遇制度のことです。少額から投資を始めることができる現在の「一般NISA(2014年1月スタート)」は、年間120万円まで株式や投資信託を購入でき、売却利益は最大5年間、非課税となります。また少額からの長期投資や積み立て・分散投資を支援する「つみたてNISA(2018年1月スタート)」は年間40万円まで投資でき、売却利益は最大20年間、非課税となります。
参加者:「株式=『危険』というイメージがぬぐえなかったので、話がきけてとても参考になりました」
代田秀雄常務:「投資というのは見方次第で自分の生活のごくごく一部となっていくことをこのセミナーから感じ取ってもらえれば」
来年始まる新NISAでは現在の「つみたてNISA」と「一般NISA」の名称がそれぞれ「つみたて投資枠」「成長投資枠」に変わり、現在はできない2つのNISAの併用ができるようになります。新NISAの「つみたて投資枠」は年間120万円まで、「成長投資枠」は年間240万円まで、合わせて毎年360万円まで非課税で投資できるようになります。