佐世保市の商店街で自衛隊によるパレードが行われました。歓迎する市民がいる一方、銃を携え行進することに抗議の声も挙がりました。
佐世保自衛隊パレードは毎年、11月1日の自衛隊記念日に合わせ、陸海の自衛隊が合同で実施しています。アメリカ海軍佐世保基地の隊員らも加わり、約650人が買い物客でにぎわう三ヶ町・四ヶ町アーケードを行進し、市民が日米の手旗を振って、歓迎しました。
パレードでは、陸上自衛隊員430人が実弾が入っていない小銃や拳銃などを携えて行進しました。これに賛否の声が・・・。
賛成派の市民:
「自衛隊がどういうものを扱っているかを知るのも市民の権利だから(銃の携行は)別にいいのでは」
一方、労働団体は、銃の携行は「市民に軍事力を誇示するものだ」と抗議しました。
佐世保地区労・篠崎正人さん(76):
「市民が憩う場所楽しむ場所であるところに武器を持って登場してくるというのは納得いかない」
自衛隊は「部隊のありのままの姿を見てほしい」として、来年以降もパレードを続けるとしています。