県内でインフルエンザ患者が増えています。2日、県が公表した先週の報告患者数は1349人で、3週連続増加しています。
10月23日から29日までの1週間で、県内70の定点医療機関に報告があったインフルエンザ患者は1349人で、前の週を433人上回りました。
医療機関あたりの平均患者数は19.27人で、2週続けて注意報レベルの基準となる「10」を超えています。
地域別では佐世保市で48.55人、上五島で26.33人と警報レベルの報告数となっています。
年代別で見ると10歳未満と10代がおよそ85%を占めていて、県は、手洗いや手指消毒、適切なマスクの使用、換気などの基本的な感染対策を励行し、予防に努めるよう注意を呼び掛けています。また、ワクチンも発症や重症化を一定予防する効果があるとして、希望する人はかかりつけ医と相談の上、接種するよう呼び掛けています。
一方、新型コロナの報告患者数は139人で、7週連続で減少しています。
1日(水)時点で県内の医療機関に入院している新型コロナ患者は68人で、重症者はいません。高齢者施設などで12人が療養しています。