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2025/12/19

学校法人瓊浦学園創立100周年記念講演会 戦場カメラマンが生徒にエール

独特な語り口で知られる戦場カメラマン・渡部陽一さん(53)が生徒たちにエールを送りました。長崎市の学校法人瓊浦学園の創立100周年を記念した式典と講演会が開かれました。

戦場カメラマン渡部陽一さん(53):
「こんにちは~戦場カメラマンの渡部陽一です」

ベネックス長崎ブリックホールで開かれた式典には、瓊浦高校の生徒や教員ら約1000人が出席しました。

記念講演の講師を務めた渡部さんは、戦場カメラマンになったきっかけや、取材で目の当たりにしてきた過酷な現実などを語りました。戦場カメラマンになろうと決意したのは、高校卒業後、アフリカ・ルワンダに行った時です。

渡部陽一さん(53):
「巨大な大木が連なるジャングルの中を、よーく見ていると、小さな子どもたちが大きな銃を持って、森の中で戦っていました。僕のすぐ目の前で小さなかわいい子どもたちが血だらけになって泣きながら、『助けてください』『助けてください』たくさんの血だらけになって泣いている子どもたちが僕を取り囲んで服をみんなで引っ張っていました」

当時、学生だった渡部さんは、苦しむ子どもたちを減らしたいと、幼い頃から好きだったカメラを手に、写真を通じて、その姿を多くの人に伝えようと戦場カメラマンになったといいます。

渡部陽一さん(53):
「世界中の戦争を自分の目で見続けてきて一つ気が付いたことがありました。それはどの戦争でも必ず小さな幼い命が当たり前のように奪われていく残虐な戦争の現実でした」

どの戦場でも変わらないのは、「犠牲者はいつも子どもたち」と話しました。

講演の最後、渡部さんは、フリーの戦場カメラマンとして、金銭面で苦労した時期もあったと振り返り、「心の底からやりたいことが見つかったら、どんどん挑戦してほしい」「継続していってほしい」と、高校生にエールを送りました。

生徒:
「自分より小さい子どもたちが苦しんでいる写真が映っていてそのような子どもたちを世界中からなくしていくべきだと感じました」

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