アメリカ発祥のラケットスポーツ、「ピックルボール」の国際大会が6月20日から3日間佐世保市で開かれました。「PJFピックルボールジャパンオープン佐世保in長崎」は、ピックルボール日本連盟が主催する国際大会で、国内のほか、アメリカやタイ、香港など6つの国と地域から15歳から72歳までの200人が出場しました。
【ハワイから参加:フィリップ・クラシックさん(62)】
「友だちと楽しめるし、ネットワークも広がる、いつも幸せ。ハワイで言う『アロハスピリッツ』です」
【長崎市から参加:野田綾子さん(56)】
「もう何か楽しくてずっとやります!」
60年前(1965年)にアメリカで発祥したピックルボールは、テニスとバドミントン、卓球を組み合わせたスポーツ。
【ピックルボール日本連盟:蜂谷千春常任理事(60)】
「ピックルボールはとにかくプレーするとすぐに出来るようになる、習熟難易度が非常に低いので皆さん楽しめる」
バドミントンと同じ広さのコートで、「パドル」と呼ばれるラケットを使い、穴の空いたプラスチックのボールを打ち合います。初心者や上級者、年齢、性別を問わず楽しめるスポーツです。
【ピックルボール日本連盟:蜂谷千春常任理事(60)】
「プラスチックで穴が空いてます。ですので空気抵抗を受けますので、スピードが落ちるんですね、ですのでテニスだった絶対に決まってしまうようなボールがちょっと頑張れば取れる。それでラリーが続くので楽しめるスポーツです」
佐世保市の島屋博実さんと楓さんは、夫婦で参加。共にソフトテニス経験者で、約1年半前にピックルボールを始めました。
【佐世保市から参加:島屋博実さん(35)】
「単純そうに見えるんですけどものすごく奥が深くてどんどんはまりました」
楓さん(31)は、5月9日に3人目の子ども、麦ちゃんを出産したばかりです。
【佐世保市から参加:島屋楓さん(31)】
「佐世保で大きい大会が開催されるということでちょっと産後すぐ練習を始めて今回無理やり出場したような形なんですけど」
「出産の前の日までやってたので、陣痛の前日まで、出産後3週間ぐらいで軽く、お腹の中にいる時からこの音を聞いているので、ピックルの会場では泣かないですね」
胎教代わりに聞かせていたというボールを打つ音が心地いいのか、麦ちゃんは、リラックスモードで応援です。
【佐世保市から参加:島屋楓さん(31)】
「今度8月とかに糸島で大きな大会があるので、そこも夫婦でチャレンジしようと思っているので、そこまでまた練習頑張りたいと思います」
【佐世保市から参加:島屋博実さん(35)】
「次は子どもたちと一緒にして、あわよくば親子大会とかで親子で試合に出たりしたら楽しいかなってはあるので、そこら辺を夢に頑張りたいです」
大会には、ピックルボール日本連盟公認のプロ選手、嶋晴菜さん(28)も出場。
スピード感あふれるプレーを披露しました。
【ピックルボール日本連盟公認プロ:嶋晴菜選手(28)】
「ピックルボールが日本で普及するのと一緒に自分も成長していけてるのかなと思いつつ牽引していくようなポジションになれたならと思っています」
県内では、去年4月に「長崎ピース・ピックルボール協会」が設立され、大会には56人が出場。加盟する5つのチームが長崎市、諫早市、大村市、佐世保市で練習に励みながら、ピックルボールの普及活動を行っています。
【長崎ピース・ピックルボール協会:小野下英樹会長(61)】
「小学生から80代の方まで みんな一緒にやれるスポーツなので生涯スポーツとしてもとてもいいスポーツだと思っています。ストレス発散になっています」
「長崎全土ですね。離島の方もピックルボール楽しいと思うので、全国にも広めていきたいなと思います」