佐々町発注の公共工事をめぐり官製談合防止法違反などの罪に問われている前佐々町長の古庄剛被告(78)は、14日に弁護士を通じて、「今後の人生をもって償いの道を歩む」とのコメントを発表しました。
古庄被告は(78)は、町発注の2つの公共工事で最低制限価格に近い金額を漏らし、特定の業者に落札させたとして逮捕・起訴され、先月、町長を辞職しました。
本人の署名が入った書面では冒頭、「このたび、私が佐々町長在任中に指名競争入札における最低制限価格に近接する金額を第三者に教示した疑いで逮捕・起訴されるという重大な事態に至りましたことを、まずもって町民の皆様、議会の皆様、町職員の皆様、及び関係各所の皆様に対して、深くお詫び申し上げます」と謝罪の言葉から始まっています。
さらに古庄被告は、「このような形で多くの方々の信頼を裏切る結果を招いたことは、痛恨の極みであり、どのような言葉をもってしても償いきれるものではなく、弁解の余地はありません」としたうえで、「司法の場での審理に誠実に向き合い、事実を明らかにすることはもとより、今後の人生をもって償いの道を歩む所存です」としています。